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【アニメ撮影】透過光のやり方

 

After Effectsで透過光のやり方を解説していきます。

 

アニメの透過光とは?

 

炎や、光線、水面、瞳などの光を表現するための手法です。
デジタルでの透過光処理ではマスク素材などをブラーでぼかし、複数枚重ねたものを加算やスクリーンで合成して表現します。
また透過光はT光(てぃーこう)とも呼ばれたりします。

透過光

 

 

例としてキャラクターの瞳に対して透過光処理をしていきます。
今回はAセルのほかに、Amというマスク素材のセルがあります。
タイムシートはこのような感じ。

timesheet

 

 

■STEP01 セルの読み込み

AセルとAmセルを読み込みます。
Aセルはキャラクターの画像で、Amセルが瞳のマスク素材になります。
各セル素材をそれぞれコンポジションに入れてあげます。

セル

Aセル

 

Amセル

 

■STEP02 セルのスムージング

セル素材は2値化されていますので、各セルに「OLM Smoother」というプラグインを使用して、スムージングします。
また、OLM SmootherのUse Color Keyで白色を抜いてあげます。
「OLM Smoother」についてはこちら

スムージング前

 

スムージング

スムージング後

 

 

■STEP03 Amセルに透過光処理

マスク素材はたいてい抜きやすい色で仮塗されてきます。
まずはマスク素材を白色にします。
Amマスクに「塗り」で白色にします。
そして、「ブラー(滑らか)」でマスクをぼかします。
さらにレイヤーを複製していき、ブラーの値を徐々に狭めていきます。
また、ブラーの数値が高いレイヤーは不透明度をすこし下げながら調整するとよりキレイに表現できます。
また、コンポジションの一番したに黒平面をひいておきます。

マスク透過光

設定

 

 

■STEP04 Aセルと合成

作成した透過光素材をAセルと合成します。
Aセルの上に、スクリーンや加算で合成してあげます。
色味は透過光のレイヤーにトーンカーブを適用して調整します。
トーンカーブでの色味調整についてはこちら

透過光

以上が、透過光処理の基本的なやり方になります。
このやり方は僕がやりやすい!と思ったやり方なので、処理の手順はもっとほかにもいろいろあります。
このやり方を参考にして、自分のやりやすい処理の仕方を探してみてください!

 




2018.12.03投稿者 みつ